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【2016年5月更新】モダンでとりあえず買っといた方がいいカード 黒編

買い煽りじゃないです(強調)

モダンで汎用性が高い、使う事が多いカードについて紹介してまとめようと思います。
「目安」は、デッキに積むおおよその枚数です。あくまで目安です。
順番は特に意味はありません。思いついた順に書いてます。

 

 

  • 見栄え損ない
  • 目安:2~3枚

よく黒いショックと例えられます。本体に飛ばないけど。
黒の1マナ汎用除去は貴重。
とはいえ修正値は大きくなく、中盤戦以降は腐りがちなので枚数を多く取られる事は少ないです。

 

  • 四肢切断
  • 目安:2~3枚

公式で「やりすぎた」と名指しで言われたカード。
4点ライフ払えば何色のマナからでも-5/-5修正の強カード。
そのため黒が一切入っていないデッキでも1~2枚取られる事があるくらいです。
1ターン目からでも撃てる点も魅力的で、黒が絡めばペイライフの調整も可能。
流通枚数が多く、アンコモンなのにまだ300円前後で買えるので揃えておきましょう。

 

  • 残忍な切断
  • 目安:1~2枚

意外にも黒には割と珍しい、対象に制限の無い純粋な除去カード。
重いマナコストに見えますが探査がモダン以下では非常に活用しやすい事、
2マナだけしか軽減できなくても殺害という同じ効果のカード相当である事を考えるとどれだけ効率が良いかがわかるかと。シングルシンボルなので探査の最大効率なら1マナ除去に早変わり。しかもインスタント。
至れり尽くせりです。

 

  • 殺戮の契約
  • 目安:1枚

黒以外のクリーチャーならなんでも破壊できる「0マナ」のカード。
ただし次のアップキープに所定のマナを支払わないとゲームに負けてしまいます。
フルタップの行動をしても安全にターンを渡せる保険としてや、咄嗟のフィニッシャーに合わせる不意打ちとして機能します。
しかし対象に制限がある事、序盤に引いても使いにくい事を考慮して1枚、多くても2枚に採用が留まる事が多く見られます。
昔は安かったのですが、再録されてしばらくして急に値段が上がったよくわからないカード。

 

  • 喉首狙い
  • 目安:1~2枚

対象がアーティファクト以外のクリーチャーなら破壊できるカード。
使ってみればわかりますが、「黒でないクリーチャーを対象とする」系よりも圧倒的に使いやすいです。
ただしトロンや親和のような相手にはとことん腐るので、対策として別のカードを用意したり、他の色をタッチしたりします。
黒単ならばメインから、そうでなくてもサイドにごく稀にですが見られる事があります。
呪文滑りで対象の変更がされないのがポイントですね。
他の高額な除去に手が出ない場合はこのカードで妥協してから考えるのは全然アリだと思います。

 

  • 処刑人の薬包
  • 目安:1~2枚

アーティファクト先置き型の破滅の刃。
そもそも起動コスト=破滅の刃と同じコストなので割にあってない感はありますが、アーティファクトであることを利用しやすいデッキタイプなどでは採用される事が多いです。
また、大きな違いの一つとして除去の効果は「呪文」ではなく「起動型能力」なので、エムラクールのような「プロテクション:有色の呪文」をすり抜けられる事でしょう。
最近はエムラクールを投げつけるプランを取るデッキが増えてきている印象があるため、このカードを覚えておくといいことがあるかもしれません。ないかもしれません。

 

  • グルマグのアンコウ
  • 目安:1~3枚

探査が付いただけのバニラクリーチャー。
って言うと弱そうですが探査で1マナで出てくる5/5はオンリーワンの性能です。
このサイズがありがたがられる理由は一般的なタルモの基準サイズ(4/5)を越えられる事。
2マナ軽減でもマナレシオが1なので残忍な切断同様、それ以上の軽減なら得という理屈になります。

 

  • 黄金牙、タシグル
  • 目安:1~2枚

理由の5割はアンコウと同じ。
残り5割は起動型能力です。確実にハンドが増える能力は強いです。
探査で不要牌を削り能力を起動する事で相手の選択肢を狭めるプレイングもできます。
自前で墓地を肥やす点にも着目し、瞬唱のFB先を落としたり、次の探査に繋げたりと様々なシナジーが見込める能力です。
しかし伝説クリーチャーであるため採用は多くても2枚程度で抑えられる事が多いです。
構築済デッキに収録されたことで流通量が多く、安く入手できるのが嬉しい。

 

  • 強迫
  • 目安:2~3枚

クリーチャーと土地以外ならなんでも落とせる基本的なハンデス
スペルを多用するコントロールなどを相手にする場合に追加のハンデスとしてサイドから投入される事があります。

 

  • コジレックの審問
  • 目安:3~4枚

土地以外ならマナコスト3以下のカードをなんでも落とせるハンデス
モダン以下の環境は軽いスペルこそ正義という環境なので、落とせるカードの選択肢は多く腐りにくいです。
クリーチャーやスペルである事を問わないので自分にとって嫌なカードを落としてやりましょう。
このカードで落とせないカードをフォローするために思考囲いと合わせて採用される事が多いです。
再録の機会を逃したため、高騰してしまいました…。アンコモンなのに…。

 

  • 思考囲い
  • 目安:3~4枚

土地以外なんでも落とせる代わりに2点のライフロスが発生するハンデス
最強ハンデスとの呼び声も高いですがフェッチショックを多用するモダンの2点ルーズは見た目以上に痛く、またバーンや高速アグロとの噛み合わせが悪いためメインの数は環境によって上下する傾向があります。
コジレックの審問でカバーしきれない分を補うために、メインとサイドで散らして積み、リスクリターンを釣り合わせるリストをよく見ます。
一昔前は8000円(!)以上したカードでしたが、テーロスでの再録以降、価格が落ち着いています。
何故か最近はゆるやかに下降気味ですがまたいつ釣り上げられるかわからないので予算が許すのであれば4枚揃えておいて問題ないカードです。

 

  • 根絶
  • 目安:1~2枚

コンボデッキ相手にコンボパーツを文字通り根絶させるカード。
刹那による確実性と1マナという軽さが利点。

 

  • 外科的摘出
  • 目安:1~2枚

刹那を失った代わりにマナを支払わず2点ライフロスでも撃てるようになった根絶。
1T目に「ハンデス(or幽霊街による土地破壊)」→「そのまま全部追放」の動きは根絶ではできないプレイングです。
刹那の確実性は損なわれましたがマナのテンポ面では上なので自分のデッキタイプや好みで選んで下さい。

死の印
目安:1枚
緑か白のクリーチャーを対象にして破壊する1マナ除去。
サイドボードにジャンドやアブザン等のデッキに対して厚くするため積まれる事があります。

 

  • もぎとり
  • 目安:2~3枚

自分のコントロールする沼の数だけ全体に-1/-1修正する全体除去。
その特性上、黒単や黒が濃いデッキに運用が限られますが、効率よく使えば再生や破壊不能も無視できるのが特徴です。

 

  • 滅び
  • 目安:2~3枚

神の怒りをそのまんま黒にした全体除去。
白が絡まないデッキの神の怒りとしてサイドで積まれているのをよく見ます。
ただ収録回数が1回っきりなので値段が…高い!本当にそこだけが問題。
なんでFrom the vault: Annihilationに収録しなかったWotCァ!!!

 

  • 鞭打つ触手
  • 目安:1~2枚

全体に-2/-2修正を与え、そのターンに死ぬクリーチャーは追放する3マナソーサリー。
ダブルシンボルかつ3マナで-2/-2は効率が悪そうですが、
台所の嫌がらせ屋や復活の声など墓地に落ちる事で誘発するウィニークリーチャーが環境に存在しており、
問答無用で追放する効果が特にアブザンカンパニーのようなデッキにはクリティカルにぶっ刺さります。

 

  • 苦い真理
  • 目安:1~2枚

これを唱えるのに使った色マナの数だけドローし代償として同じ数字だけライフルーズします。
3色以上のデッキでは手軽にハンドを補充できる点が評価され、メインに1~2枚搭載するリストが出てきてます。

 

  • ゲトの裏切り者、カリタス
  • 目安:1~3枚

コジレックの審問で落とされない、突然の衰微で流されない、稲妻で死なない、絆魂でダメージレースに優位に立ちやすいとモダンの環境に合致したクリーチャーです。
対戦相手のクリーチャーが墓地に落ちる際に代わりに追放させる能力はメインから台所の嫌がらせ屋をメタれる、特にアブザンカンパニーに対して耐性ができるという事で一気に評価されました。
そもそも黒自体が除去が得意な色なので、「除去カードにトークン生成の効果が加わる」と考えると大変に強力です。
ジャンドでは新たな4マナ域クリーチャーとして歓迎され居場所を見つけていますが、単色であるため黒を使うのであれば何枚か持っておいてもいいかなと思います。

 

  • 虚無の呪文爆弾
  • 目安:1~2枚

厳密には黒いカードではありませんが。
墓地対策としてサイドに仕込まれます。
他のカードとの差は起動時に黒を支払えればドローが可能という点。
軽く扱いやすい上に追加コストが支払えればハンドの損失が無いのが大きなメリットです。

 

  • 涙の雨
  • 目安:1~2枚

赤くないデッキの土地破壊呪文として。
もっとも、大爆発の魔術士というクロックにもなれる黒でも扱えるカードがあるのでこのカードはほぼ見かけませんが。
基本でない土地を割れるか割れないかの差はありますがほとんど誤差の範囲です。
主な役割は同じなので、大爆発の魔術師が用意できないのであれば候補に入ると思いますよ。

 

  • ゲスの評決
  • 目安:1~2枚

いわゆる布告系除去。
呪禁など対象を取れないクリーチャーを除去できるのが最大の頂点。1点ライフルーズも地味に嬉しい。
布告系除去の共通の弱点である、「横に並べるデッキに弱い」「神聖の力線で腐る」などは克服できません。
あとダブルシンボルというのが非常に痛い。

 

  • 肉貪り
  • 目安:1~2枚

サクったクリーチャーのタフネス分回復を許す代わりにシングルシンボルの布告除去。
自分を対象に取ればゲインできるという小技もありますが…まぁ基本的にはデメリットとして働くでしょう。

 

  • ヴェールのリリアナ
  • 目安:3~4枚

モダンで布告系除去が取られない最大の原因。
これ一枚でハンデス、布告除去がパッケージされていて、出したターンから撃ち分けできてしまうからです。
非常に強力。そして非常に高価。
汎用性という点においては黒を使うのならバツグンに高いんですが、如何せん値段が値段なので、無理だったら他のカードを組み合わせて構築しても問題ないと思います。新たな発見があるかもしれないゾ!(適当)


【まとめ】
やはり黒は除去やハンデスが豊富です。
青のカウンターもそうでしたが、それぞれメリットデメリットがトレードオフの関係なので、自分のデッキに合ったカードを選びましょう。
黒には墓所這いやゲラルフの伝書士、ファイレクシアの抹消者、恐血鬼、群れネズミ、吸血鬼の夜鷲のような4枚積みができる優秀なクリーチャーも多いのですが、それぞれ専用のデッキを組むに近い事を要求するため、今回のテーマが汎用性という事で紹介はしませんでした。
モダンの黒は除去とハンデス以外はどちらかというと他の色と組み合わさった多色カードを目当てに使われてる事が多い印象です。