【2016年5月更新】モダンでとりあえず買っといた方がいいカード 青編
買い煽りじゃないです(強調)
モダンで汎用性が高い、使う事が多いカードについて紹介してまとめようと思います。
「目安」は、デッキに積むおおよその枚数です。あくまで目安です。
順番は特に意味はありません。思いついた順に書いてます。
- マナ漏出
- 目安:2~4枚
序盤はほぼ確定カウンター。
中盤以降は余ったマナでかわされますがあえてマナを縛るプレイングもできます。
しかし相手からすれば中盤以降3マナ浮かしながら動くのは難しいタイミングもあるので、
きちんと重い呪文を見定めて他のカウンターと打ち分けると大変嫌らしいです。
- 差し戻し
- 目安:2~3枚
相手の呪文を手札に戻させるキャントリップ付の珍しいカウンター。
序盤~中盤まではフルタップに合わせて撃てば実質Time walkとよく言われます。
テンポを取ってマウントかけるミッドレンジ型ではよく採用されます。
- 呪文嵌め
- 目安:1~2枚
2マナ呪文だけ対象に取れる1マナカウンター。
サイドから入ってくる呪文は2マナが多く(多分)、
メインでもタルモゴイフ等、意外と対象には困りません。
大体のカウンター呪文も2マナがほとんどなのでカウンター合戦にも強くなります。
もちろん、これ全部間に合う前提なので腐るときはとことん腐るのが難点。
- 呪文貫き
- 目安:1~2枚
相手が2マナ支払わない限りクリーチャー以外の呪文を打ち消すカウンター。
モダンはレガシー以下に比べて地上戦が多いので採用率は低めですが今でも少数見られます。
ただ中盤以降の腐り方は他のカウンターと比較にならないぐらい腐るのがネックです。
- 謎めいた命令
- 目安:1~3枚
4マナと重いですが非常に柔軟性のあるカード。
アタックを通すor防ぐ相手クリーチャー全タップ、確定カウンター、嫌な置物を避けたり自分のCIPクリーチャーを使いまわすパーマネントバウンス、ハンドアドバンテージを損なわないキャントリップ、どのモードも強力です。
以前は4積みもよく見られましたが最近は多くても3枚程度に抑えられてる印象です。
相手がミシュラランドをコントロールしている場合、メイン1終了前に全タップさせてもその後の優先権でミシュラランド起動>アタックが成立してしまうのは注意しましょう(やってしまった事がある)。
一枚の価格がやや高めですが、これでも2回の再録のおかげで落ちてるんです…。
採用率の割にカードパワーだけ評価されて中々安くならない新規泣かせのカードです。
- 瞬間凍結
- 目安:1~2枚
赤か緑の呪文に限り確定カウンター。
ジャンドやアブザン、スケシなどを相手にサイドインされます。
- 否認
- 目安:1~2枚
クリーチャー以外の呪文を打ち消すカウンター。
呪文貫きより1マナ重くなりましたが確実性は上がっています。
コントロール系の相手に通しやすいカウンターを増量する目的でサイドインする事が多いです。
- 払拭
- 目安:1~2枚
対インスタント呪文限定のカウンター。
1マナの軽さが売りで、カウンター合戦になる相手にサイドインする形になります。
- 計略縛り
- 目安:1~2枚
2マナになった代わりに刹那が付いたもみ消し。
最近はアブザンカンパニーやナヒリシュート、ソプターコンボなどフィニッシュブローが起動or誘発能力である事が多いので価値は高まっていると思います。待機明けのカードに合わせて撃つと永久追放というプチテクも。
2マナ立たせておく必要はありますが、刹那のおかげで確実性が高いのが魅力です。
意外と色んな範囲に刺さる面白いカードなので2~3枚くらいは持っておくといいと思います。
- 蒸気の絡みつき
- 目安:2~4枚
ライフロスのおまけのついた送還。
動き的には送還とほぼ違いはありませんが、自分のクリーチャーを戻した場合はメリットがデメリットになって返ってくる点だけ注意。
とはいえ撃つタイミングは自分で決められるので撃ちたくなければ撃たなければいいだけなので基本的には一方的にテンポを取りやすいカードです。
クロックパーミッション系ではよくメインから積まれます。そして安い!イイネ!
- 撤廃
- 目安:1~2枚
クリーチャー以外の(土地でない)パーマネントに触れられる貴重なバウンス呪文。
戻したい置物に応じてマナコストが大きくなってしまいますが、キャントリップのおかげでハンドアドバンテージ差が付かないのは大きな魅力です。
大量のマナを用意できる青単トロンなどでよく積まれますが、自分に刺さる相手の置物を意識してサイドに用意する事も稀にあります。
- 卑下
- 目安:2~3枚
X追加した分だけ相手が追加マナを支払わなければ打ち消せるカウンター。占術2のおまけが偉い。
確実に相手の呪文を打ち取ろうと思う場合、大抵の他のカウンター呪文より大きく支払う事が多くなりますが、払えば払う分だけ確実性が上がるので中盤以降も腐りにくいカードになります。
撤廃同様、青単トロンではよく積まれ、4枚積みのリストもよく見かけます。
- 血清の幻視
- 目安:4枚
青いデッキなら99%入ってるライブラリー操作カード。
1マナでデッキトップ3枚掘れるのはモダンではオンリーワンの魅力。思案?定業?なんのこったよ
何故か全然再録されないためコモンのくせに高い。
高いけど汎用性に関しては言わずもがななので青いデッキを組むならとりあえず4枚揃えておいて損はないと思います。
- 秘密を掘り下げる者/昆虫の逸脱者
- 目安:4枚
わずか1マナで3/2飛行になれる(かもしれない)クリーチャー。
コストパフォーマンスは最高で、デッキの構築をスペルにかなり寄せる必要がありますが、青特有のライブラリー操作でより変身の確実性を上げる事ができます。
初動がそのままフィニッシュブローになり得る青の中でも有数のパワークリーチャー。
高速~中速までのデッキならば採用に値するので、4枚揃えておいて問題ないかと思います。
- 瞬唱の魔道士
- 目安:4枚
2マナ、瞬速、パワー2、墓地のスペル使いまわせる
何を考えて刷ったのかわからんくらい雑に強い。
雑に強いのでとりあえず積まれます。
デッキによっては枚数減らしてる事もありますが、基本的には4枚構築から入る事が多いです。
問題は値段。スタン落ちしてからしばらく3000円で安定してた時期もあったんだゾ…。
ただ揃えればその分構築の幅が広がりますし、プレイしてて楽しいカードなので小声でおすすめって言っておきます。
- ハーキルの召喚術
- 目安:1~2枚
2マナインスタントで相手のアーティファクトを全部手札に戻させます。
もう見るからに親和に使えって感じなので当然親和相手にサイドインします。
サイドボード専用カードの割に一時期は高かったのですが、モダマス再録のおかげで入手しやすくなりました。
- 思考を築く者、ジェイス
- 目安:1~2枚
中速~低速デッキでは大活躍してくれます。
プラスで時間稼ぎ、特に相手の未練ある魂のスピリットトークンが無力化する光景はよく見られます。
マイナスでは確実にアドバンテージを取れます。
あまり奥義を目指さないタイプのPWですが、仮に奥義を撃てたら大抵の場合は相手が投了してくれるでしょう。
サイドボードから対中速デッキ相手にサイドインしたり、コントロールなどはメインから搭載したりしています。
今はスタン落ちしてデュエルデッキにも収録した関係で性能の割に格安で手に入るのでおすすめです。
- ジェイス・ベレレン
- 目安:1枚
ぶっちゃけあまり見かけませんが、3マナPWというのは貴重です。
ましてや純粋なドローを繰り返し約束してくれる能力は3マナとしては破格の性能です。
反面、近年のPWで重要視される「盤面に触れる能力」は皆無のため、自前で相手のアタックを無効化できる構築のデッキである必要があります。
守りさえ固めきれればデッキを掘りまくりハンドを潤沢にしてくれる便利なカードなので1枚くらいは持っててもいいと思います。
最近だと青単タイムウォークに積まれているリストを見ました。
- ヴェンディリオン三人衆
- 目安:1~3枚
これまた瞬速持ってるパワー3フライヤー。
次の自分のメインで確実に通したい動きがある場合、相手のターン終了時に出して検閲したり、相手のドローステップに出して相手のハンドを裸にしてゲームの進行を掌握できます。
対象は自分にも取れるので自分のハンドで腐ったカードをリフレッシュしたりもできます。
青白系のデッキではよく取られており、修復の天使が助けに来る光景をよく見ます。
コンボデッキ相手にパーツを落とす役割としてサイドにのみ投入されるパターンも散見されます。
問題は値段…。これも再録で安くなった方なんですけどねぇ…。
【まとめ】
モダンは万能カウンターが無く、それぞれのカードがトレードオフの関係のためプレイアブルなカウンターが多い環境です。そのためどの種類を何枚取るか、好みやセンスが分かれるところです。
一方で、カウンターやドロー効率のいい呪文は青以外の色では代替が効かず、強力なカードはその分高額となってしまっている事が多いのが難点です。
とはいえ高いカード使えば勝てるわけでもないので、例えばマナ漏出で妥協して4枚積むとかでも全然アリだと思います。
結局は予算の範囲内で、という話になりますが、青は揃えれば揃えた分だけ構築の幅が広がるので予算が許すのであれば上記リストを参考に揃えて頂ければと思います。